
引き続き自社製品を無視して戦闘飯盒2型のInstagramを上げまくっている/moose/ の中の人です。
やります!と宣言してから約1か月少々のお時間が経ちました。
結論から言うと、その時から話は前進していますが、最終的な完成日が決定していないという所でストップしています。
理由としては生産国のロックダウンが原因。大手企業様もコレが原因で色々と大変みたいです。こればかりは早く作ってくれとは言えないので、気長に待つしかないなと思っております。逆にその会社様から謝られているので申し訳ない気持ちがいっぱいです。。。
そんな中、他社様から国内で作りませんか?とオファーがあったのですが丁重にお断りさせて頂きました。 理由は複数あり、それに繋がるお話を今回書かせて頂きます。
この1か月間の間に色々とご質問のDMが来る事、勧誘のDMがくる事、製品に関しての何故か厳しい内容を頂く事があります。この厳しい意見に対してのアンサーとも言えるのが、国内生産をお断りした理由にも繋がります。
改めての話も含みますが、戦闘飯盒2型は約30年ほど前くらいから生産されており、入札により製作会社が決定。私のリサーチの結果では過去制作会社が3社あったみたいです。※官給品に限る。
最初の製作会社は既に倒産。次の会社は倒産した会社から金型が譲渡?買取?されて製作されていたとの事。最後の製作会社は入札後に仕様書から金型を製作。この3社が携わってたとされています。
要は現存する正規の金型は2つあるみたいです。(レプリカが作れる所は他にもあるかも知れませんが)
そして仕様書の中には特に生産国指定まで決まっているわけでは無く、最初の2社は国内、最後の1社は海外で生産されました。結果として2型を作れる会社は2社という事です。ですので、海外生産が偽物と言うのは違いますので御理解ください。
次に戦闘飯盒2型の仕様書を元に(一般公開されています。)金型が製作をされておりますが、製作された製品は最終的に官給品として納める際に厳格なチェック項目をクリアして初めて自衛隊に卸すという流れになっていると聞いています。
私が拘った点は過去の投稿を見て頂いたらわかると思いますが、全てが官給品の金型という点です。これには大きな理由があり、私の持っているレプリカと官給品を比べたら、どうしても拘らなきゃいけない理由が複数存在します。(ここは今後どこかで公開を致します。)ですので、私の手元にある2型をくまなく調べ製品そのものの精度を見た時に私はコレが欲しい!と率直に思ったので現在お取引している会社様とやらなければ意味が無いと思っています。かと言ってオファーを頂いた会社様の金型が私の持っているレプリカの金型を使用しているという訳じゃありませんので勘違いしないでくださいね。
現在、当初の製作や販売のスケジュールが大きくズレ込んではいますが、すぐに出来るオファーを断ったのはそういう理由です。
たかがアウトドアギアでしょ?と言われるかも知れませんが、変なところで頑固さが出てるのかも知れませんね。 もう少しだけ申し訳ありませんがお時間をください。
もし良かったら、過去の進捗状況はInstagramで投稿しておりますのでご覧頂ければ幸いです。