
指を駆使して操る2本の棒。手を汚さずに口に食べ物を運ぶという凄いモノを先人は作ったもんです。
今日まで沢山の職人さんが沢山の箸を世の中に送り出している中でMOOSEが箸を出すのも烏滸がましいのですが、
ちょっとだけお邪魔します!
実は鋼材の箸はちょっと苦手。
コンパクトにする、伸縮するなどのギミック箸を実際に使ってましたが馴染めなく、
結果的に家で使っていたお古の箸をキャンプで使っていました。
箸に色々とギミックを詰め込むと何かを失うような、、、そんな気がしてならないのがおじさんの考え。
シンプルの中にどうMOOSEらしさを入れていくのか考えた結果、、、
「手に温かみがある箸」
そしてアウトドアでは「切る」「刺す」「削ぐ」などの動作が多いので「しならない強度」
最後、楽に綺麗になる。
こんな箸が欲しい!を全て詰め込んだ箸を製作して完成しました!
MOOSEのお箸ですが、 「温かみ」はマストですので「木オンリーの鋼材無し」で製作する事にしました。

まずは素材。ビーンズボードで幾多も使ってきた信頼のある木材。暖かみのある色のチェリー。
そして落ち着いた渋みのあるウォルナットの2種でベースは決定。
次に強度です。鋼材を外したので、木でクリアをしなければいけません
。色々と調べた結果、一般的な箸の太さは8mm程度で、モノによりますが先端にかけて徐々に細くなります。
MOOSEのお箸は8mmから0.5mm太くし、持つ場所は均一の太さにする事で指への設置面積を増やしフィット感を上げ、
箸の約3/5辺りから先端にかけて細くしていき、一般の箸より先端を微量太くしました。
0.5mm、先端の微量な太さが木の箸でもしならなくし、多彩な動きにも耐久出来る様に仕上げました。
肝心のフォルムは八角形。四角形の角を微量に面取りした八角形にして転がりずらい様に仕上げてます。
(ただ、転がり始めたら転がりますのでご了承ください笑)

そして楽に綺麗にする拘りはコーティング。
一般的にウレタンコーティングが主流ですが、 MOOSEの箸は「マットな特殊ガラス塗装」
ナノレベル浸透仕上げのガラス塗装を施工する事で木の中に浸透し固まり、更に箸の強度を上げます。
そして木の風合いを残し、擦り傷に強く、尚且つ撥水性の高い箸に仕上げています。
水洗いだけでほぼ汚れが取れますので、ウエットティシュなどで拭くと綺麗になります。
噛んだりしなければ基本半永久的な一生物です。
ガラスと聞くと割れる、尖ってるなどをイメージしますが、実際はナノ単位のガラス繊維が含まれた
樹脂になりますのでご安心下さい。そして食品衛生法基準にも適合していますので安心出来ます。
そんなこんなでやりたい事を全て詰め込んだMOOSEなりの「箸」が完成しました。
ウォルナット、チェリーの2パターンでリリースを考えていました。
箸は同じ色同士が普通かもしれませんが、ペアのコントラストがとても良く、
ウォルナットとチェリーのペアもラインナップに組み込んでいます。

手の大きさ、指の長さ、人それぞれなので一概に全てが当てはまらないかも知れませんが、
もしこんな「箸」でも使ってみたいなと思って頂けると嬉しい限りです。
箸は食事を楽しむ為にとても重要な役割を担います。
毎日使っても後悔が無いと確信して製作しましたので、ぜひ一度手に取ってもらいたい逸品です。
※噛んだりしたらガラスコーティングの塗膜が剥がれてしまい、
本来の性能が損なわれますのでご注意ください。 ※食洗器対応です。
※天然の木を使用していますので、一つ一つ表情が違いますのでご理解ください。
